ZAR、SARBの金融政策に注目
- 豪ドル、RBAは僅差の決定も予想通りの金利引き上げ
- 豪ドル、RBAはインフレ警戒姿勢を強調
- ZAR、SARBの金融政策に注目
予想レンジ
| 111.00-114.50円 | 9.20-9.70円 |
3月23日週の展望
豪ドルは神経質な展開が継続するだろう。中東情勢を巡って原油相場などのパニック的な動きこそ落ち着きつつあるものの、依然として為替市場は原油相場の動向をにらみながらの神経質な動きが続いている。豪ドルも他の通貨と同様に原油相場やドル相場などの影響を受ける見込み。また、来週は日米欧など主要な中央銀行の金融政策を通過して、市場全般の方向性を改めて確認する必要がありそうだ。
今週は、豪準備銀行(中央銀行、RBA)が政策金利を発表。市場予想通りに3.85%から4.10%への利上げが決定された。声明文では「利上げ賛成は5名、4名が据え置き主張」と今回の決定が僅差であったことも明らかになったが、ブロックRBA総裁は「利上げのタイミングに関して票決が割れたが、追加引き締めが必要であるという点では全てメンバーが一致」と強調。声明文でも「インフレはしばらくの間目標を上回って推移する可能性が高い」「中東情勢の展開は依然として非常に不確実だが、世界および国内のインフレ率を押し上げる可能性」などと、強いインフレ警戒姿勢が示されており、総じてタカ派的な結果だったと受け止められている。
こうした見方を反映して、金利先物市場では次回(5月4-5日)RBA理事会での利上げを6割程度織り込んだ状況にある。豪州の金利先高観は豪ドル相場の支えとなる見込みで、他の通貨と比較して相対的な豪ドルの底堅さにつながるだろう。なお、来週は25日に2月消費者物価指数(CPI)の発表が予定されているが、RBAが月次データよりも四半期データを重視していることに加え、今回のデータが中東戦争以前の対象期間であることを考慮すると相場への影響は限られそうだ。
南アフリカ・ランド(ZAR)は不安定な値動きが予想される。来週は26日に南アフリカ準備銀行(中央銀行、SARB)の金融政策が発表予定。政策金利に関しては6.75%での据え置き予想となっており、中銀が原油価格の急騰を受けてどのような見解を示すかがポイントになるだろう。ただ、市場はSARBに対して厳しい視線を向けており、インフレ目標である3%の達成は少なくとも年内は困難との懸念が高まっている。また、同時に南アフリカの債券市場からは過去数年来で最大規模の資金が引き揚げられている。政府の財政見通し改善などを背景に資金流入が続いていた先月から状況は一変した。ZAR相場にとってもネガティブな材料であり、当面はZARの買い戻しも仕掛けにくくなりそうだ。
3月16日週の回顧
豪ドルは対ドル・対円で小高い。RBAの金融政策発表後は神経質に上下したものの、前週末まで売りに押された反動から買い戻しが優勢の展開となった。ただ、原油高の影響で上値も抑えられた。ZARは弱含み。対ドルでは中東での戦禍拡大での原油先物価格の上昇を嫌気し19日には17ZAR台までZAR安が進み、ZARの年初来安値を更新した。対円でも週初は底堅く推移したものの、週末にかけては再び戻り売りに押されている。
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