IFD注文/OCO注文/IFD-OCO注文

IFD注文

IFD注文は、「if done(もしできたら実行)」の略です。新規注文と同時に決済注文を出す注文方法です。

新規注文で新たにポジション(建玉)を建てる際に、決済注文まで設定を行うことができます。新規注文では成行・指値・逆指値注文、また、決済注文では指値・逆指値注文の選択が可能です。

新規注文から決済注文まで予約をすることができるため、取引画面を開き続けてタイミングを待つ必要がありません。なお、新規注文が約定しなければ、決済注文がされることはありません。

IFD注文の決済注文では、指値注文(利益確定)と逆指値注文(損切り)の2つの使い方があります。

IFD注文の指値
「もし〇〇円になったら新規で買い注文をし、その後上昇し〇〇円になったら決済」し利益を確定する

IFDの逆指値(ストップ注文)
「もし〇〇円になったら新規で買い注文をし、その後予想と反対に動いたら〇〇円で決済」し損切りする

スマホアプリのIFD注文
PCツール「LINE FX Pro」のIFD注文

OCO注文

OCO注文は、「One Cancels the order」の略で、2つの注文をまとめて出し、どちらかが成立すると、もう一方が自動的にキャンセルされる注文方法です。決済注文でよく使われる注文方法です。

新規注文のケース

例えばもみあい相場が続いてきて、現在110円のときに上限115円か下限105円に達したら「売り」で約定させたい場合、
・指値価格115円の新規売り注文
・逆指値価格105円の新規売り注文

の2つを同時に発注することができます。どちらか一方の注文が成立すれば、もう一方の注文は自動的に取り消されます。

為替相場がどちらに動くか分からないときに有効です。

スマホアプリのOCO注文
PCツール「LINE FX Pro」のOCO注文

決済注文のケース

例えば現在110円のレートで「買い」のポジション(建玉)を持っているときに、
・115円に上がれば利益確定
・105円に下がれば損切り
をしたいと考えているとします。

この場合、決済する建玉を選択した上で、
・指値価格115円の売り決済
・逆指値価格105円の売り決済

の2つを同時に発注することができます。どちらか一方の注文が成立すれば、もう一方の注文は自動的に取り消されます。

損失を抑えながら利益を狙いときに有効な活用方法です。

決済注文

IFD-OCO注文

IFD注文とOCO注文を組み合わせた注文方法です。IFD注文の2次注文がOCO注文となるため、新規注文では成行・指値・逆指値注文、決済注文では利益確定のための指値注文、損切りのための逆指値注文を同時に発注することができます。

例えば現在110円のレートで、108円に下がれば新規買い注文、その後113円になれば利益を確定、または105円に下がれば損切りを行いたいとします。

この場合、
・指値価格108円の新規買い注文
・指値価格113円の売り決済
・逆指値価格105円の売り決済

の3つの発注を同時に出すことができます。

新規注文から決済注文までを自動的に約定し、リスク管理もできるため、レートを頻繁にチェックすることが難しい人にとって便利な注文方法です。

IFD-OCO注文

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