豪ドル、RBAの金融政策に注目
- 豪ドル、中東情勢やエネルギー価格の動向に警戒
- 豪ドル、RBAの金融政策に注目
- ZAR、日米欧など主要中銀の金融政策に振らされる可能性
予想レンジ
| 110.00-115.00円 | 9.20-9.70円 |
3月16日週の展望
豪ドルは神経質な展開となりそうだ。来週も原油相場などの動向をにらんだ動きとなるだろう。米国およびイスラエルとイランの戦争は長期化の様相を呈しつつあり、中東情勢を巡る懸念は今週も払しょくされなかった。国際エネルギー機関(IEA)は今週に入って過去最大規模となる4億バレルの石油備蓄放出で合意したが、ホルムズ海峡は事実上封鎖されており、エネルギーの供給不安も根強く残っている状態だ。
原油先物相場は足もとで乱高下が続いており、原油価格の動向に株価やドル相場が振らされる不安定な状況も継続している。豪ドルも対ドルでは不安定な動きとなっており、原油価格が落ち着きを取り戻すまでは突発的な相場変動に対応できるように準備しておきたい。
豪州からは来週16-17日に豪準備銀行(RBA)理事会、19日に2月雇用統計の発表が控えている。特にRBAの金融政策には市場の注目が集まるだろう。
RBAが金融引き締めへと転換した前回理事会(2月2-3日)の議事要旨では、連続利上げを示唆するようなタカ派姿勢は見られなかった。ただ、その後に中東情勢の悪化でエネルギー価格が高騰すると、ブロックRBA総裁は「原油価格の上昇によってインフレ期待が高まるリスクを注視」と懸念を表明。市場では現在の3.85%から4.10%へと利上げが実施されるとの予想が中心となっており、金利先物市場でも0.25%の利上げを70%程度織り込んだ状況にある。同時に公表される声明文では、原油価格の高騰によってRBAのインフレ見通しに生じた変化などを確認しておきたい。
南アフリカ・ランド(ZAR)も不安定な値動きが予想される。来週は18日に2月消費者物価指数(CPI)が控えており、翌週(26日)に予定されている南アフリカ準備銀行(SARB)の金融政策会合直前の重要なインフレ指標となるが、相場への影響は限られるだろう。ZARも他の通貨と同様に中東情勢や原油価格、ドル相場など外部要因次第となりそうだ。
また、来週は日本(18-19日)、米国(17-18日)、欧州(19日)など主要な中央銀行が政策金利を発表する予定。日米欧の金融政策を受けたドル相場や円相場などにZAR相場が振らされる可能性も高い。特に、ドル円は節目の160円台が迫ってきたことで介入警戒感が再び意識されると、ZAR円などのクロス円も全般に影響を受けるだろう。
3月9日週の回顧
豪ドルは対円でしっかり。ドル円の上昇につれて一時1990年以来の高値となる113.90円台まで上昇した。対ドルでも0.71ドル台後半まで値を上げたが、一巡後は伸び悩んだ。
ZARは原油高騰により対円・対ドルともに年初来安値を更新して週初は始まったが、石油備蓄放出で買い戻しも入った。ただ、週央以降は伸び悩む展開となった。対ドルでは相対的なZARの上値の重さが目立ち、ZAR円も影響を受けた。
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