ZAR、SARBの金融政策に注目
- 豪ドル、10-12月期CPIに注目
- 豪ドル、対円では不安定な国内債券市場の行方に注意
- ZAR、SARBの金融政策に注目
予想レンジ
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1月26日週の展望
豪ドルは底堅い展開となりそうだ。来週は28日に予定されている10-12月期消費者物価指数(CPI)に注目が集まるだろう。2月2-3日に年内最初の金融政策決定理事会が控えている豪準備銀行(RBA)は四半期ベースの物価動向を重要視しており、今後のRBAの政策決定にも大きな影響を及ぼすことになりそうだ。
RBAが公表した直近の四半期報告によると、インフレ率は10-12月期に3.3%、26年4-6月期に3.7%まで上昇。その後はインフレが鈍化していくものの、年内はRBAのインフレ目標(2-3%)を上回り続けると予測している。金利先物市場では、こうした見通しをもとに今年の前半にRBAが利上げへと金融政策を転換すると想定。現時点では利上げ時期について定まっていないが、来週発表の10-12月期CPIがRBAの想定を上回れば早期利上げ観測が高まり、豪ドル相場にとっても支えとなるだろう。
なお、来週は27日に12月NAB企業景況感指数、28日に12月分の月次CPI、29日に10-12月期輸入物価指数、30日に10-12月期卸売物価指数(PPI)の発表も予定されている。
一方で為替市場では円相場を取り巻く環境について引き続き注意が必要となる。基本的には衆院選での自民党勝利を前提に積極財政が進むとした円売りシナリオに沿っているが、衆院選で与野党ともに消費税の減税を掲げているため、財政懸念から国内債券市場が混乱。中長期金利を中心に動揺が収まっておらず、2月8日に投開票される衆院選を控えて円相場も不安定な動きになりやすい。豪ドル円などクロス円も全般に上下に振らされる可能性があるため警戒しておきたい。
南アフリカ・ランド(ZAR)は下値の堅い動きを予想している。来週は29日に予定されている南アフリカ準備銀行(SARB)の金融政策決定委員会(MPC)に注目。現時点では市場予想が6.75%での金利据え置きと6.50%への引き下げで割れており、今回の金利決定の判断も際どいものとなりそうだ。また、今週に発表された12月CPIは前年比3.6%と市場予想通りの結果となったが、同指標は昨年3月に2.7%まで鈍化した後にインフレ再加速の傾向が見られており、足もとのインフレ動向に対するSARBの評価などを声明文から再確認しておきたい。
なお、クガニャゴSARB総裁はCPIの公表前に行われたインタビュー内で「今年中に新たなインフレ目標の中央値である3.0%を達成できる見込み」「予測モデルによれば、今年さらに0.25%の利下げを2回行う余地が残っている」などの見解を示している。
1月19日週の回顧
豪ドルは対ドル・対円でともにしっかり。米大統領がグリーンランド問題を巡って追加関税を課さない方針を示したことを受け、欧米貿易摩擦への懸念が緩和されて投資家心理の改善を見越した買いが入った。ZARも総じて堅調推移が続いた。対円では週末にかけて9.84円まで上値を伸ばし、2015年8月以来の高値を更新した。
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