豪ドル、RBAの金融政策に注目
- 豪ドル、RBAの金融政策に注目
- 豪ドル、ドル相場や円相場を巡る不安定化がリスク要因に
- ZAR、SARBは金利据え置きを決定
予想レンジ
| 106.00-110.00円 | 9.50-9.90円 |
2月2日週の展望
豪ドルは神経質な展開となりそうだ。来週は2月2-3日に予定されている豪準備銀行(RBA)の金融政策決定理事会に注目。RBAは昨年12月に開催された前回の理事会で「来年のある時点で政策金利の引き上げを検討する必要がある状況について議論した」ことが明らかになっており、今回も含め、今後は金融引き締めへの転換時期とその後の利上げペースが焦点になってくる。
RBAは前回の声明で「インフレが11月に想定したよりも持続的であるかどうかを判断するのは時期尚早」としたが、今週発表された10-12月期消費者物価指数(CPI)は前年比3.6%となり、前期からさらにインフレが加速していたことが明らかになった。RBAが直近の四半期報告で公表した予測(12月時点で3.3%)を上回っており、豪政府の電力料金補助金制度が昨年末で終了したことを考慮すると、今後もインフレ率はRBAの予測(26年6月時点で3.7%、12月時点で3.2%)を上回る可能性が出てきた。今回の理事会でRBAが金利引き上げを決断、もしくはインフレ警戒姿勢を強めた場合、豪州の金利先高観が相場の支えとなるだろう。なお、金利先物市場では現時点で来週の理事会での利上げを7割程度織り込んだ状況にある。
一方で、為替市場ではドル相場や円相場を取り巻く環境が引き続き不安定になっており、こちらにも注意が必要となるだろう。日本では2月8日に投開票される衆院選を控えて、高市政権の存続や積極財政および消費減税の行方を市場は注視しており、来週末を挟んで円相場が上下に振らされるリスクがある。また、米国に関してはトランプ米大統領によるドル安容認発言や日米協調介入への警戒感が意識されているほか、ここにきて米政府機関の一部が再び閉鎖されるリスクも浮上している。いずれもドル相場を不安定化させる要因であり、豪ドルなどに与える影響にも留意しておきたい。
南アフリカ・ランド(ZAR)も神経質な展開が予想される。南アフリカ準備銀行(SARB)は今週、政策金利を6.75%で据え置くことを決定。声明文では「2名の委員が利下げを支持し、4名は据え置きを主張」「12月の3.6%がインフレのピークであり、今後は鈍化すると予想」「インフレ見通しに対するリスクは均衡」などの見解が示された。来週は南アフリカから主要な経済イベントなどの予定もないため、ZAR相場は外部要因をにらんだ展開となりそうだ。前述したドル相場や円相場などに振らされるリスクにも警戒が必要となるだろう。
1月26日週の回顧
豪ドルは全般にドル売りが強まった流れに沿って、対ドルで2023年2月以来の高値となる0.7100ドル手前まで上昇する場面があったが、週末にかけては伸び悩んだ。対円でも値幅を伴って上下する荒い値動きとなった。ZARも対ドルでは2022年6月以来のZAR高水準を更新した後に買いが一服。対円では週初につけた9.5円台半ばから9.80円手前まで下値を切り上げたものの、その後は上値も重くなった。
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