金融政策・各国見通し

30日にECB理事会の結果発表4会合連続の利下げ決定か

  • 欧州中央銀行(ECB)は30日に開く理事会で、4会合連続で政策金利の引き下げを決めると予想されている。
  • ラガルドECB総裁は22日に米メディアとのインタビューで、インフレの鈍化傾向を指摘したうえで「金融政策の方向性は非常に明確だ」と述べ、利下げ継続を示唆したと受け止められた。
  • 欧州圏最大の経済国であるドイツの2024年の実質国内総生産(GDP)は、暫定値で前年比0.2%減と2年連続のマイナス成長となったうえ、トランプ政権による欧州諸国への関税引き上げが欧州経済の成長を抑えるとの懸念が広がっている。

為替のUP・DOWN材料

EUR/USD

EUR/USD

BULL

上昇要因

米政権による追加関税がインフレ圧力になるとの懸念がくすぶっており、ラガルド氏が理事会後の記者会見で利下げを慎重に進める姿勢を示すようならユーロの下支えに。

BEAR

下落要因

ラガルド氏が会見で景気の下振れ懸念を強調するようなら、利下げ継続との見方が一段と強まりユーロが売られる可能性も。

2025年1月29日作成

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