17日にECB理事会の結果発表。2会合連続の利下げ決定か
- 欧州中央銀行(ECB)は17日に開く理事会で、2会合連続で政策金利を0.25%引き下げ、3.40%にするとの予想が広がっている。
- 9月のユーロ圏の消費者物価指数は前年同月比1.8%上昇と、伸び率は2021年6月以来、3年3ヵ月ぶりにECBが目指す水準の2%を下回った。
- ラガルドECB総裁は9月30日の演説で物価指標について「インフレ率が速やかに目標に戻るという我々の確信を強めるものだ」と述べ、10月会合での利下げの可能性を示唆したと受け止められた。
為替のUP・DOWN材料
EUR/JPY
上昇要因
ドイツの2024年の経済成長が2年連続でマイナスに陥る見通しとなるなど景気懸念が強まるなか、ラガルドECB総裁が理事会後の記者会見で利下げを慎重に進める姿勢を示すならユーロの支えに。
下落要因
ラガルド総裁がインフレ圧力の落ち着きとともに景気の下振れへの警戒感を強調するようなら利下げペースの加速が意識されユーロの重荷に。
2024年10月16日作成
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