
今回の予想値
今回の米国の雇用統計(11月)は2025年12月16日(火)22時30分に発表予定です。
市場予想と前回の結果は以下となっております。
| 今回の市場予想※ | 前回の結果 | |
| 失業率 | 4.60% | 4.40% |
| 非農業部門雇用者数 | 5.5万人 | 11.9万人 |
| 平均時給(前月比) | 0.20% | 0.20% |
| 平均時給(前年同月比) | 3.70% | 3.80% |
※QUICKのデータを基にLINE証券にて作成。詳細はこちらのイベントカレンダーにてご確認ください。
※2025年12月15日時点
LINE FXディーリング部の見解
| マーケット予想 | その理由(担当者名) | |
|---|---|---|
| 円高 | 12月FOMCでは市場予想どおり利下げが決定され、イベント後はドル安・円高方向へと調整が進んだ。さらに、12月の日銀会合で利上げが実施されれば、日米金利差の縮小観測が一段と強まり、USD/JPYは追加の下落余地があると想定。 現状では戻り売りスタンスが有効とみており、上値が重い局面では積極的にショート機会を探りたい。(為替は金利差) | |
| レンジ | FOMCでは利下げが決定されたものの、米債利回りが大きく低下しないなど、ドル安圧力は限定的な状況です。加えて、12月の日銀利上げはすでに市場に相応程度織り込まれているため、金利差縮小を材料とした円買いも一巡しつつあります。 こうした背景を踏まえますと、USD/JPYは次の方向性を示す新たな材料が出るまで、しばらくは明確なトレンドを形成しにくく、方向感の乏しいレンジ相場が続く展開を想定しています。 そのため、直近ではレンジ上限での売り、下限での買いといったレンジトレードが有効と考えております。(とれんだー) | |
| USD/CHFに注目 | 先週末時点、USD関連通貨ペアの週足RSI USD/JPY 65.3、USD/CHF 42.0、EUR/USD 60.0、GBP/USD 52.8、AUD/USD 58.8、NZD/USD 50.0 →USD/CHFはしばらく底値圏での値動きが続き、再びレンジ下限に差し掛かっている状況。雇用統計がUSD売りのきっかけとなれば、年初来安値トライも?(テク人) | |
| 上がったところで逆張り! | 12月FOMCは通過したものの、市場の注目は19日(金)に控える日銀金融政策決定会合と来年以降の米国の利下げスタンスに移りつつある。市場では日銀は12月会合で利上げを実施するとの予想が強まっている一方、トランプ氏は今後もFRBに追加利下げを求める姿勢を示している。また、過度な円安に振れた場合は為替介入への警戒感もあり、これらの材料を踏まえるとUSDの上値を積極的に買い進む環境とは言い難いか。雇用統計の結果次第で、USD/JPYが一時的に円安方向に大きく振れる可能性もあるが、その場合はむしろショートポジションを検討したい局面と考えることもできる。(逆張りを考える会) | |
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前回の振り返り
強弱まちまちで、市場は方向感を欠く
11月20日(木)に発表された9月の米国雇用統計。米政府機関閉鎖の影響で、当初の予定より約一カ月半遅れて発表されたことから市場の注目を集めたが、結果は強弱入り混じる内容に。雇用者数は市場予想を上回ったが、失業率は4.4%と3カ月連続で上昇し、市場予想より弱い結果となった。
これを受け、USD/JPYは発表直後158.80付近まで上伸後、すぐに157.20付近まで下落。その後も方向感なく揉み合いが続き、157円中盤で当日の取引を終えた。
USD/JPY 30分足チャート(25/11/20 AM7:00~11/21 AM6:59 )

雇用統計/主な指標の推移
非農業部門雇用者数/失業率
平均時給(前月比/前年同月比)
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