
9日発表、11月のメキシコCPI。インフレ鈍化傾向でペソ売りか
- メキシコ消費者物価指数(CPI)の前年同月比の伸び率は3%台半ばと鈍化傾向にあり、11月もメキシコ中銀のインフレ目標の上限(4%)を5ヵ月連続で下回る可能性が高い。
- 11月24日発表の11月前半の年間インフレ率は前年同月比3.61%上昇と、10月(3.57%)から伸び率がやや加速したことで上振れも警戒されている。
- 景気の先行きへの不透明感は根強く、11月も3%台半ば近辺と物価の落ち着きを示せばメキシコ中銀が18日の決定会合で追加利下げに動くとの観測から短期的にペソ売りか。
今週注目の通貨ペアおよびイベント
AUD/USD
11月の豪雇用統計(12/11)
豪雇用者数は2ヵ月連続で増加しており、労働市場の改善基調が強まっている。11月も雇用の底堅さが示され利下げ観測の後退につながれば豪ドル買いも。
TRY/JPY
トルコ中銀の金融政策決定会合(12/11)
足元のインフレ率の落ち着きを受け、市場では政策金利を2%引き下げて年37.50%にすると見込まれている。利下げ幅が市場予想より小さければリラ買いの可能性も。
2025年12月5日作成
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