
今回の予想値
今回の米国の雇用統計(5月)は2025年6月6日(金)21時30分に発表予定です。
市場予想と前回の結果は以下となっております。
今回の市場予想※ | 前回の結果 | |
失業率 | 4.20% | 4.20% |
非農業部門雇用者数 | 13.0万人 | 17.7万人 |
平均時給(前月比) | 0.20% | 0.20% |
平均時給(前年同月比) | 3.70% | 3.80% |
※QUICKのデータを基にLINE証券にて作成。詳細はこちらのイベントカレンダーにてご確認ください。
※2025年6月5日時点
LINE FXディーリング部の見解
USD/JPYの方向予想 | その理由(担当者名) | |
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円高 or 横ばい | トランプ米大統領の発言でマーケットは乱高下するが、マーケットの本質はドル金利動向にあるとみている。ドル金利は高値圏で推移しているがいずれ下落すると予測。USD/JPYも連れて下落すると思われるので、戦略としては上がったタイミングで売りを仕掛けたい。(為替は金利差) | |
レンジ | トランプ米大統領の影響でボラティリティが大きいマーケットになっていますが、方向感が見えないため値幅が大きいレンジ相場が続くと想定しています。USD/JPY以外の通貨ペアでもレンジ相場を形成しているため、その他通貨でレンジの上下で売買を繰り返したいと考えています。(とれんだー) | |
EUR,GBP(対ドル)に注目。 | 先週末時点、各通貨ペアの週足RSI USD/JPY 40.5、USD/CHF 33.6、EUR/USD 64.9、GBP/USD 67.7、AUD/USD 52.7、NZD/USD 57.2。 →EUR/USDとGBP/USDは年初来高値近辺での動きが続いており、USD売り材料が揃えば、もう一段の年初来高値を伸ばす可能性も。(テク人) | |
逆張りチャンスあるかも | 年初来から米ドル安/円高が進んだUSD/JPY。5月は145円を挟んで高値148円60銭台、安値142円10銭台での動きとなったため、今後USD/JPYが上下動しても上記5月の高値、安値がポイントになる可能性も。尚、USD/JPYの値動きへの影響度は、トランプ政権>米雇用統計の状況でもあり、景気後退が強く懸念されるほど米雇用市場の鈍化を示す結果でなければ、下がった所は買い、上がった所は売りで短期的な逆張りトレードが一つの取引アイディアになる可能性も。(逆張りを考える会) |
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前回の振り返り
実態経済への影響は限定的か
トランプ米大統領の関税政策発表以降、労働市場の状況を初めて反映することから注目された5月2日(金)発表の米国雇用統計(4月)。非農業部門雇用者数は17.7万人増と市場予想を大きく上回る結果となり、失業率は前月比横ばいの4.20%で市場予想通りとなるなど、トランプ関税の実態経済への影響は現段階で限定的である事を示唆する内容となった。これを受け、発表直後のUSD/JPYは米ドル買いが先行し、一時145円目前まで上昇。その後、143円後半まで下落するも、米株式市場や米債利回りの堅調推移を受けたリスクオンムードの中、米ドルにも買い戻しが入り144円台後半で当日の取引を終えた。
USD/JPY 30分足チャート(25/5/2 AM7:00~5/3 AM5:59 )

雇用統計/主な指標の推移
非農業部門雇用者数/失業率
平均時給(前月比/前年同月比)
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