信託保全について
金融商品取引法および関連諸法令(金融商品取引業等に関する内閣府令 第百四十三条)に基づき、お客様からお預かりしたFX取引の証拠金は、FX業者の固有資産と区分して管理することが義務付けられています。
LINE証券では、「三井住友銀行」および「日証金信託銀行」と顧客区分管理信託契約を締結することにより、お客様の証拠金を信託口座にて区分管理しています。また、信託の受益者代理人*1 のうちの1名について、外部弁護士を選任しております。
*1 多数の受益者がいて受益者の意思決定が困難な場合等に、受益者を代理して権限を行使する者になります。 FX取引では、受益者となる顧客が多数となるため、受益者代理人を選任し、かつ、そのうちの1名を弁護士・公認会計士等にすることが義務付けられています。
【通常時】
LINE証券では、関連諸法令に則り、信託口座において区分管理すべき金額(区分管理必要額)の計算を日々*2 行い、不足額があれば、2営業日*3 以内に信託口座へ金銭を追加信託します。なお、区分管理必要額は、お客様の証拠金残高に、実現損益、評価損益およびスワップポイント損益等を加減算したものとなります。
*2 日本の祝休日を除く平日
*3 日本の銀行営業日
【LINE証券 破たん時】
万一、LINE証券が破たんした場合、信託財産に関する権利は、原則として、外部弁護士である受益者代理人によって行使されます。そのため、お客様に対して信託財産の返還を行う場合は、当該外部弁護士を通じて実施されます。
※ご注意事項
区分管理必要額の計算は1日1回(祝休日除く平日)、かつ信託口座への金銭の追加は銀行2営業日以内に行うため、計算時点と当社破たん時の時間差に伴う相場変動等により、お客様のご資産の全額が信託口座にて保全されない可能性があります。