講師紹介
小次郎講師(本名:手塚宏二氏)
株式会社手塚宏二事務所代表
プロの投資家として常にマーケットと対峙し40年以上の投資キャリアを持つ傍ら、チャート分析の第一人者として、投資セミナー、書籍などを通じて個人投資家向けの投資教育活動を精力的に展開している。これまでに対面で教えた受講生だけでも数千人を超え門下生からは専業トレーダーを多数輩出するなど、投資界において圧倒的な人気を博している。代表的な手法には「移動平均線大循環分析」「大循環MACD」「大循環ストキャス」などがある。
陽和ななみ氏
女優/投資家 株式会社手塚宏二事務所所属
映画や舞台、CMに出演する傍ら自身でも株や為替の取引を行うなど女優/投資家として活躍中。ファイナンシャルプランナーの資格を取得。4時間足のスイングトレードや日足での中長期投資を得意とし、目指すは投資や資金計画含めたお金のプロフェッショナル!ブログでは日々のトレードの様子を更新中。
投資家の中には、どこで買うか、どこで売るか、が一番大切だと思っている方が多いと思います。もちろんそれも大切ではあるのですが、私は「資金管理」こそが投資において一番大切なことだと声を大にしてお伝えしたいです。今回はその資金管理が、なぜ大切なのか?そして資金管理とはどのようなものなのか?をしっかりとお伝えしますので、ちょっと難しいと感じるかもしれませんが繰り返し読んでいただきたいと思います。
資金管理の前に、まず皆さんに知っておいていただきたい言葉があります。「レバレッジ」という言葉です。あまり聞きなじみのない方もいるかもしれませんが、これは「てこ」という意味です。てこの原理は、小さな力で大きなものを動かすときに使いますよね。投資の世界でレバレッジというと、小さな資金で大きな金額の取引ができるということです。国内のFX会社で取引するときは最大25倍のレバレッジをかけた取引ができます。これは、例えば自分の自己資金が4万円であれば100万までの取引ができ、自己資金100万円であればなんと2500万円までの取引ができるということです。驚きですね。大きな金額で取引できるということは、大きなリターンを狙うこともできますが、もちろんリスクも大きくなります。リスクが大きくなるならやりたくない!と思う方もいるかもしれませんが、そこで大切になってくるのが「資金管理」です。
それではここからいよいよ「資金管理」の話に入っていきましょう。
資金管理がなぜ大切なのか。それは、自分にとって適正な取引量を知って、リスクを抑えつつ、利益を最大化していくためです。リスクが大きすぎるのはもちろんいけませんが、リスクは小さすぎてもいけません。なぜならリターンも小さくなりすぎて利益が十分に得られないからです。せっかく投資をするなら、もちろん儲けたいですよね。
では、自分にとって適正な取引量はどうやって知ることが出来るのか、具体的な話をしていきます。適正な取引量を計算するためには、2つの数値が必要になります。「自分の投資用資金」と「ATR」です。まず、投資用資金とは、自分が投資に使おうと思っているお金の量です。そのお金をFX口座に入れても、生活や将来に支障の出ないお金ですね。こちらは人によって違うので自分の投資用資金は自分で決めましょう。次に、ATRです。ATRとは、その通貨ペアの一日の平均的な値動きです。このATRは、TradingView Inc.が開発する高機能チャート「Trading View」で、すぐに調べることができます。LINE FXの口座をお持ちの方は、無料でTradingViewをご利用いただけます。このATRの数値は刻一刻と変化するので、その都度調べましょう。
さぁ、「投資用資金」と「ATR」という2つの数値が揃いました。適正な取引量を導き出す方程式を紹介します。まず、自分の投資用資金の1%をAとします。次に、自分が取引しようと思っている通貨ペアのATRをBとします。方程式は次の通りです。
この方程式が示す意味をお分かりいただけますか?1日に投資用資金の1%をリスクにさらす取引量です。分かりやすく言えば、あなたの投資用資金が100万円だとすると、その日1日でうまくいけば1万円の利益が出せ、反対方向にいってしまえば1日で1万円損をするという取引量です。もしうまくいかずに損をしたとしても、100万円のうちの1万円ならば致命傷にはならないですよね。
より分かりやすくするために具体的な計算例を一つ上げてみます。
この例でいえば、適正な取引量は米ドル円を1万通貨ということになります。動画では他の通貨ペアでの例も挙げているので、ぜひ見てみてください。
この、自分にとって適正な取引量の計算は、取引する時に毎回必ず使うことになるのでしっかり覚えてください。あまり難しくないですよね。A(投資用資金の1%)÷B(その通貨ペアのATR)です。この計算に慣れて習慣化してください。
そうすればもう、FXは怖くありません。
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