FX版仕掛けの3パターン

講師紹介

小次郎講師(本名:手塚宏二氏)
株式会社手塚宏二事務所代表

プロの投資家として常にマーケットと対峙し40年以上の投資キャリアを持つ傍ら、チャート分析の第一人者として、投資セミナー、書籍などを通じて個人投資家向けの投資教育活動を精力的に展開している。これまでに対面で教えた受講生だけでも数千人を超え門下生からは専業トレーダーを多数輩出するなど、投資界において圧倒的な人気を博している。代表的な手法には「移動平均線大循環分析」「大循環MACD」「大循環ストキャス」などがある。

陽和ななみ氏
女優/投資家 株式会社手塚宏二事務所所属

映画や舞台、CMに出演する傍ら自身でも株や為替の取引を行うなど女優/投資家として活躍中。ファイナンシャルプランナーの資格を取得。4時間足のスイングトレードや日足での中長期投資を得意とし、目指すは投資や資金計画含めたお金のプロフェッショナル!ブログでは日々のトレードの様子を更新中。


前回は、エントリーとエグジットの基本的な考え方を解説しました。

今回は、その基本ルールを基に、皆さんの取引の精度を上げ、ダマシに引っかかる確率を軽減するために、相場環境に合わせてエントリーのタイミングをワンテンポ早めたり、遅くしたりという微調整についてのお話です。ダマシというのは、エッジが発生したのに、その後、トレンドが続かず逆方向に行ってしまうことです。今回の講義は上級編だなぁと感じるかもしれませんが、何度も見返していただくと意味も含めて理解が深まり、皆さんの投資スキルもぐっとアップするのでしっかり学んでくださいね。

まず前回の基本的な考え方の復習です。エッジ(優位性)が発生したところでエントリーし、エッジが続く限り持ち続け、エッジがなくなったらエグジットします。エッジの見つけ方は、移動平均線大循環分析(イド大)を参考にして、こうでしたね。

これが、微調整の元となる基本的な考え方なので、しっかり頭に入れておいてください。そして、大事なのは、皆さん自身がいろんなチャートでこのエッジが発生したところを見つけ、エグジットまで想定してみて、十分に利益が取れそうだということをしっかり確認してから、実践に移すようにしてください。

では、早速今回の本題に入っていきましょう。
仕掛けには3つのパターンがあります。「トレンド転換の仕掛け」「トレンド継続の仕掛け」「もみ合い放れの仕掛け」です。1つずつ説明していきますね。

トレンド転換の仕掛けとは、下降トレンドが終わり上昇トレンドに切り替わるところ、またはその逆の時に、新しくできたトレンドをとるための仕掛けです。

トレンド継続の仕掛けとは、上昇(下降)トレンドが一旦終わり、一休みしてからまた同じ方向にトレンドが復活した時にそのトレンドをとるための仕掛けです。

もみ合い放れの仕掛けとは、値動きが小さいもみ合い相場が終わり、トレンドが発生するところで、その発生したトレンドをとるための仕掛けです。

動画では実際にチャートを使って3つの状況を解説しているので、文字だけではイメージしづらい方は動画を是非ご覧ください。この3つの相場環境で、仕掛けをワンテンポ早めたり、遅くしたりの微調整をしていきます。なぜ、そのような微調整になるのかの意味も併せて、しっかり覚えてくださいね。

まず、トレンド転換の仕掛けではこのような微調整になります。

なぜ、ワンテンポ早く仕掛けるのか、これは早く仕掛けることでより有利な価格で仕掛けることができるからです。例えば、買う場合ならより安い価格で買うことができるので利益を大きくすることができますね。ダマシにあった場合も、安い価格で買えているわけですから、損失が大きく膨らむ前に早めにロスカットの対応ができますね。

次に、トレンド継続の仕掛けはこうなります。

これは基本ルール通りですね。微調整をする必要はありません。トレンド継続を狙う場合、早く仕掛けてしまうとダマシにあってしまう確率も高く、遅くしようとすると仕掛けそびれてしまったりするためです。

最後に、もみ合い放れの仕掛けはこうです。

この仕掛けがワンテンポ遅くなる理由は、もみ合い相場の中では、3本の移動平均線が近いので、第1ステージで3本の移動平均線が右肩上がりになったり、第4ステージで3本の移動平均線が右肩下がりになったりという状況にたびたびなりますが、偶然そうなっているだけで、実はまだまだもみ合い中ということがあるからです。これはエッジが発生しているとは言えません。このダマシに引っかからないために、基本ルール+しっかりともみ合いを放れたというのを確認するという微調整が必要になります。具体的にはもみ合い中の高値や安値を超えるのを確認するということです。

動画の方では、実際にチャートを使ってこの3つのパターンを詳しく解説しているので、是非ご覧ください。

このような微調整をすることで確実に勝てるというわけではありませんが、精度が上がることは間違いないので、皆さんも自分のチャートでこの3つのパターンを探してみてくださいね。

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